社長ブログ

by 遠山 峰輝

BLOG遠山峰輝のつづる日常

  • UPDATE

    2018.04.12

  • 都道府県別診療報酬の設定

    「財務省がまとめた中長期的な社会保障改革案が十日、分かった。医療費や薬の調剤費として医療機関などに支払う「診療報酬」は全国一律になっているが、都道府県別の設定を推進すると明記した」(東京新聞;平成30年4月10日)

    医療費抑制に向けて全国一律であった診療報酬体系を都道府県が独自に設定するということである。確かに一理あるだろう。しかし診療報酬でいつも思うのではどこまで細分化を進めるのかという議論である。最終的にはAIを活用した「個人別年齢別診療報酬制度」が近い将来来るのかもしれない。この論点は細分化を進めることではなく、どのレベルで市場原理を利かせるのかという議論であると思う。ここの議論はほぼされることがなく、細分化を進めることに違和感を感じる。

    ちなみに、釣りの話。釣りに馴染みのない方は、釣り竿は皆同じと思うかもしれない。しかしこの細分化はどんどん進化している。竿に魚の名前がついていることはご存じだろうか?さらにその長さや硬さなどで細分化する。例えば真鯛5号といった感じ。最近ではそれに適用となる海の名前が入る。玄界灘専用真鯛5号みたいな感じ。これは釣り人にとっては頭が痛い。真鯛と名前がついた竿ではアジを釣ることは当然可能なのだが、気持ち悪い。マニアであればあるほど悩ましい。マニアは趣味とする魚を絞らないと莫大な金がかかることになる。釣りはゴルフより金がかかると言われる所以である。逆に言えば、釣り具メーカ(ダイワやシマノ)のマニアマーケティングの知恵だろう。マニアの習性を知りつくされ食い物にされている感じである。釣りは一部のヘビーユーザーが市場の多くを占めるというのは本当だと思う。

    書きながら診療報酬と釣り竿、どういう関係があるのかわからなくなってきたが、要は、「細分化はきりがなく、怖い!適当なところでやめてくれ!」と言いたいのだと思う。

    (遠山峰輝)

     

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