社長ブログ

by 遠山 峰輝

BLOG遠山峰輝のつづる日常

  • UPDATE

    2018.05.29

  • シミュレーショントレーニング

    先日、NHKのプロフェッショナルという番組で体操の内村航平が取り上げられていた。内村航平は正にプロフェッショナルという視点からみると本当に尊敬できる。コンサルティングのプロとしても学ぶべきところが多い。

    確か以前の大会で完璧な演技をした直後のインタビューで、「練習で失敗したことが無いので本番で失敗するとは想定していない」という発言には正直驚いた。普通は練習は失敗をしていて本番に勝負をかけるのではないのか?私はクラシックギターを趣味としており、人前で披露することも少なくない。しかし、やはり人前だとどうしても緊張して思う通り弾けないものである。練習ではそんなに気合いを入れてやっているわけではなく、気軽に練習して、本番に「がんばるぞ!」となる。練習で失敗しないのか?とびっくりである。

    話は少しそれたが、先日のプロフェショナルで、彼が椅子に座り、鉄棒を行うシーンを頭に描き、手を動かしながら、イメージトレーニングをしていたシーンがあった。「鉄棒をしている時だけが練習ではない。座ってイメージしている時間も立派なトレーニングである」と話しをしていた。テレビドラマで外科医が手術前に手術のシーンを想定して手を動かすシーンもよく見かける。イメージングは重要なのだろう。

    コンサルタントの本番は何か?弊社のコンサルティングはレポートを提出して終わりということは通常無く、日々のコミュニケーションやクライアントのモチベーションアップなども重要視するために、プレゼンが全てではない。しかし、やはり最終報告書を作成し、プレゼンテーションを行う場面は重要な本番であることは間違いないだろう。クライアントとのコミュニケーションで失敗する、うまくいかないケースを見てみると、事前のシミュレーションが足りないことから来ることが少なくない。この報告書をはじめてみる人が見たら、どう見るだろうか、全体は分かりやすく整理されているだろうか?用語は独りよがりになっていないだろうか?数々のことをシミュレーションする。事前のイメージングである。クライアントの立場にたって考えてみる。当たり前のようであるが、簡単なことではないと思っている。

    遠山峰輝

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