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事実やデータを私たちは正確にとらえられるのか

UPDATE

2019.07.01

6月29日の公共放送をみて、これは事実としての報道なのかと目を疑った。

というのはG20で安倍首相が各国の首脳を出迎える際の映像のコメントが事実をどう考えるかを迷わせるものだったからだ。

以下完全に正確ではないが韓国の文大統領と握手を交わし迎えた後に、フランスのマクロン大統領を迎えた所、二人がハグをしているという映像だった。

この間のコメントが、韓国との現在の微妙な関係があらわになった・・・というものであった。

マクロンとは親しい、親密だということは映像からくみ取れるかもしれない。しかし、ハグはヨーロッパのもしくはフランスの慣習に過ぎないかもしれない。

一方でハグの慣習がないと思われるアジアの2国の首脳がハグしないことを微妙な関係と報道することが正しいのかどうか。

正しいと思われるコメントがあるとすれば、『フランスのマクロン大統領とは親密さがうかがえます』という内容が素直なものではないのか。

ニュースやデータから何が事実であるかを正確に切り出せる力がなければ、方針を間違う可能性があることを肝に銘じたい。

米道利成