社長ブログ

by 遠山 峰輝

BLOG遠山峰輝のつづる日常

  • UPDATE

    2016.12.09

  • 音楽で思いを表現するということ

    講演を行う時は思い(考え)を言葉にして、そしてそれを聴衆に伝える。そして自分の思いは伝わったかどうかが心配で聴衆の反応を見る。反応があるときは非常に嬉しく思うものだ。

    音楽も同じはずだ。先日ユーチューブで沖仁(おき じん フラメンコギタリスト)へのインタビューを見ていたとき眼鱗な言葉があった。彼は日本人で初めて?スペインの有名なフラメンコギターコンクールで優勝した、大好きなギタリストの一人だ。コンサートもよく行く。彼曰く、いかに自分の思いを伝えるか、これがすべてであり、そのためには二つのギャップをクリヤーしなければならない。一つは「思い」と「発する音」とのギャップ。もう一人は「発した音」と「聴衆が受けとるもの」とのギャップ。

    私はクラシックギターを始めてもう長い。ずっと自己満足で弾いてきたが、最近は「やはり人に聴いてもらわなければ意味がない」と思うようになり積極的に人前で弾くようにしている。これまではどちらかというと「ただ人前で弾く」だけだったのだが、最近はやはり「思いを伝えて感動してほしい」と考えるようになった。まずは、これだけで進歩と思う。そんな中、沖仁によれば、「思い」と「指の動き」(音)に一寸たりともギャップがあてはいけないということ。正に「思い」通りに指が動くということか。講演をする際に日本語であれば自由自在に操ることができるので思いと言葉にはギャップがない。しかし英語で講演となるとそうはいかない。やはりまずはうまく話すということで精一杯だ。思いをギターで人にとどけ、感動してほしい。まずは一つ目のギャップを埋めたい。鍛練あるのみ。

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