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日用心法

UPDATE

2025.07.10

毎月読んでいる、人間学の月刊誌で「日用心法」という言葉が特集されていた。ご存じの方もおられると思うが、日用心法とは日常生活を送るうえでどのような「心の工夫」、「生活習慣」を心がけているか、ということで、その日々の在りようが人生の質・充実度を決める要になるということである。

私も、日々の仕事、プライベートな活動、人との関わりも含め様々あるが、その行為に謀殺され、とにかく全てをこなすことが先行してしまい、結果的に何も記憶に残らない状況が続いているようで考えさせられた。限られた人生を価値あるものにするために、人生に鮮やかな足跡を残した人たちの日用心法を参考にして自分の日用心法を作成し、今後の人生を歩んでいこうと考えている。

 

本の中で紹介されていた3名の方の日用心法を紹介したい。

松下幸之助:「うまくいくもいかないのも、それはすべて自分に責任があると考えた方がいい。外に原因を求めている間は決してうまくいかない」

渡部昇一:「どんな逆境に遭っても、決して天を怨まず人を咎めず、自らを信じて心穏やかに道を楽しむ」

稲盛和夫:「人間は暗いと失敗する。陰気な人間は失敗する。明るい人が成功する。人の長所を認める人が明るい。自分を未来において立派な明るい自画像をかける人。先のことは判らない運命である。それ故にこそ、未来に立派な明るい目標を立てること」

 

この3名の日用心法を読んで感じたことは、人生のすべての責任は自分にあるということ。自分を徹底的に鍛え常に自分が成長していくことが大事である。

自分が人生において達成したいと決意したことは達成するまで諦めないということを今の年になって考えさせられた。

ちなみに、日清食品グループの創業者の安藤百福は95歳で宇宙食「スペース・ラム」を完成させている。

最後に、陸上クラブの夏合宿があるので中学生とこの日用心法について議論し、それぞれの中学生の日用心法を作成し価値ある人生を歩んでいけるように支援していこうと考えている。

 

髙橋俊一