by　遠山 峰輝

5月26日と27日に計4回の自主企画オンライン講演会を実施しました。内容は病院における外来効率化に関するものであり、タイトルは「外来再編のすすめ」。私自身、これまで第三者が企画運営（例えば製薬会社や医療機関など）を行った講演会で講師をしたことは数多くありますが（もちろん全てがリアル）、今回のように、自主企画で、しかもオンラインで行うのは初めてでした。関連会社のDALI株式会社や弊社のスタッフ皆の協力により無事に終了することができました。

コロナ禍、飲食店を始め、多くの企業が、これを乗り越えるべく様々な工夫をしております。当初は感染防止への協力ということで、仕方なく行ってきたことが多かったと思います。しかし、最近では、もはや、コロナを飛び越えて、新しい事業モデルともいうべき領域に突入しているように思えます。ノンアルコールカクテル、自宅で焼肉セット、デリバリーなどなど。

そんな目で自分たちの会社を振り返ってみると、正直、甘えているし、情けないなあと思う。コロナ禍、顧客である医療機関へ訪問することはめっきり減った。ただ、事業の中身がコンサルティングであり、分析や提案などは非接触でも十分可能なためか、売上に大きな変化はない。飲食店のような危機感が乏しい。そんな中、訪問できないから、仕方なくオンライン会議。オンライン会議、やってみるとなんのことはない、非常に効率的であることがわかる。しかし、ここに大きな知恵や工夫はない。こんなんでいいのだろうか、飲食店のようにもっと工夫をして新しい事業を生み出すくらいの気持ちが必要ではないのかと自問自答の日々であった。

このように悶々としている中での自主企画のオンライン講演会。やってよかった！と思いました。前向きに、一歩、進めることができたという充実感です。会社内の顧客データベースが全く整備されていないなど反省点や気づきも非常に多くありました。これをきっかけにオンライン講演会のみならず、新たな試みをもっとやろうと決意をしました。

遠山峰輝