by 遠山 峰輝
by 遠山 峰輝
by 遠山 峰輝
UPDATE
2021.06.13
今週、YouTubeでクラシックギター上達講座をたまたま見ていたところ、目鱗なことがあった。「ギターが上達する人の特徴は?」という質問に対する答えが「練習の『仕方』が上手な人」。「・・・・・うんん、なるほど!」と一発で心に響きました。よく考えると一生懸命練習する人、毎日やる人、一杯練習する人と思いがち。確かに、ギターを始めて〇十年だけど、なかなかうまくならない人(僕?爆)がいる一方で、ギターを初めて数年でコンクールとかに出てしまう人など、ギターの腕前は必ずしも経験年数に比例しているわけではないのはなんとなくわかります。では、上手な練習の仕方とは何か?例えば、音階を間違えないで弾く場合。音階はド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド。これをド・レ・ミ・ソ・・・・といつも間違えてしまう場合。練習の仕方が下手な人は、「ド・レ・ミ・ソ、(間違いだ、ファだった)、ファ・ソ・ラ・シ・ド」。(もう一回、「ド・レ・ミ・ソ、(また、間違いだ、ファだった)、ファ・ソ・ラ・シ・ド」。を繰り返す。これだと、間違いをひたすら繰り返すために、「ド・レ・ミ・ソ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」と間違い癖を身に付けてしまうそうです。なーるほど。一方で、練習の仕方が上手い人は、「ド・レ・ミ・ソ、(間違いだ、ファだった。ゆっくりやろう!)」「ド・レ・ミ・ソ、(また、間違いだ、大事な点は、ミからファへの指の移動部分だ。もっとゆっくり!)」、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」(できた!)。このスピードでもう一回!・・・・。つまり、一言で言えば、練習は量より質ということなのだろうが、実は気が付かないうちに量を追求していることが多い。受験勉強・・・なんか勉強時間ばかりに気を取られていたなあ。でも、学校の先生、塾の先生は、誰一人「勉強は時間ではない。勉強の仕方だ!」と言ってくれなかったような。仕事も同じ、時間ではない、質であり、生産性だな。「練習の仕方に注意!」で、もっともっとギター上手くなろうと決意をした一週間だった。
遠山峰輝