社長ブログ

by 遠山 峰輝

BLOG遠山峰輝のつづる日常

  • UPDATE

    2021.10.18

  • 釣りビジネス・・・マニア

    なんか久しぶりのブログ。ちょっとサボってました。ま、あまり義務感なく気楽にいきたいのですが、時々、「いつもブログ見てます!」という言葉をもらうと気が引き締まる思いです。ま、毎週、いろいろな事を考え、その考えを文章にしてみる、これは大事なことだと思っているので。

     

    昔からずっと事あるごとに考えてきたことに、釣りをビジネス的に捉えるというのがあります。釣りはもちろん大事な趣味なのですが、時々、そのビジネスの仕組みはすごいなあと思うときがあります。今後はそんな事を時々紹介したいと思います。釣りが大好きな人はもちろんですが、釣りに興味なくてもビジネス的な視点に関心ある方も目を通して頂けると嬉しいですね。また、あくまでも独断と偏見の世界です。調べると間違っていることも多いです(爆)。

    さて、今回は「マニア」。釣りはマニア向けビジネスとしては素晴らしいモデルを築いているように思える。ビジネス用語、或いはマーケティング用語には「20%-80%ルール」というのがあります。いろいろな場面で使われますが、20%のヘビーユーザー(或いはマニアやファン)顧客が80%の売上を上げているなどが典型でしょう。昔、缶コーヒーで使われた記憶が・・・(独断偏見)。つまり缶コーヒーは一部のヘビーユーザーが多くの消費をするというものです。さて、釣りには「ファミリーフィッシャー」という言葉があります。文字通り、家族で楽しむ釣り人。お父さんが小さい子供を防波堤などに連れていき、釣りをするパターン。このファミリーフィッシャーは、人口は多いが、釣り具をほとんど消費しません。一度リール(糸巻)を買うと一生使い続ける人たちです。一方、対極にはマニアがいます。彼らは人数は少ないが一人当たり大量に釣り道具を消費をします。まずは釣り糸は消耗品と捉え、摩耗すると交換します(ファミリーフィッシャーは切れて無くなるまで使う)。リールは新しいものが出ると購入します。おそらく釣り道具は20%-80%ルールがぴったりだろうと思っています。釣り具メーカーはあの手この手でマニア向けのトラップを用意しているのです。このトラップにマニアは見事にはまってしまう。裏を返せば、釣り具メーカーのビジネスモデルの素晴らしさということ。今後、この数あるトラップをご紹介したいのですが、本日は釣り竿トラップ(マニアは、ロッドと呼ぶ)。釣り竿の商品名「玄界灘 真鯛 30号」(①地名×②魚名×③竿の大きさや強度)(本当にあるかは不明だが、例えば3つの自由度がある場合があることは本当)。つまり商品名を見ると「九州玄界灘に生息する真鯛で大きい?のを釣るための竿」となる。さて、マニアは「真鯛」という名前が付いた竿で「アジ」を釣る気にはならない(自分を許せない)。だから、いろいろな魚にチャレンジしようと思うと自然に竿の数が増える。更に、玄界灘!これは困った。。。。マニアは玄界灘と書いた竿を東京湾で使おうとは思わない。また、竿が増える。。。。。実際には「真鯛」の竿も「カンパチ(ただしあまり大きくないもの)」の竿も同じで全く構わない(厳密には違う!といいたい・・・・のがマニア病;自分は中等症のマニア病?)。もちろん、玄界灘と東京湾で竿に大きな違いがでるとは考えにくい。しかし、これがマニアの心理を捉えたビジネスというものだ。とにかく釣りマニアはお金がかかる!ゴルフなんでもんじゃない、多分。

    ちなみに、マニアは、水を見ると、水たまりでも魚を探す癖がある。今日の朝、通勤中に運河で見た黒鯛の群れです。見えるかな?マニアには見える!

    遠山峰輝

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