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コワーキングスペースとフリーアドレス

UPDATE

2021.10.29

個人的な話になりますが、Facebookで偶然見かけたことをきっかけに、夏から「コワーキングスクールスキャンプ」というオンライン講座を受講しています。

 コロナ禍で一気に需要が高まったコワーキングスペースは「co(共に)」+「working(働く)」という造語で、リーマンショックをきっかけに生まれたものだそうです。

リーマンショックで働く場所をなくしたビジネスマンが日中にカフェで集まるようになり、コーヒー1杯で1日中居続けることを迷惑がられ、複数人で部屋を借りるようになり、それがビジネスとして発展していったという背景があるようで・・・きっかけこそ違いますが、コロナで需要が高まるのも納得です。

 

リモートワーク中、このコワーキングスペースをよく利用するのですが、利点の一つは自由度だと思っています。

カウンター席、ボックス席、テーブル席など空いていればどこに座ってもOK。私は午前/午後で席を変えることが多く、気分転換になるのでおすすめです。

 

これは企業や病院(事務部門)でも実践されている例があります。いわゆるフリーアドレスというものです。ちなみに弊社もフリーアドレスです。

自分の固定の席があるわけではなく、出勤してからどこに座るかを決めます。ただ、自由なはずの席もだんだん固定化されていってしまうという傾向もあるようですが。

 

フリーアドレスでは帰るときにデスクの上に何も物を置いていない状態にしなくてはならず、私物は全て持ち帰り、資料などは特定の場所に戻さなくてはなりません。

導入した病院のパネル発表を聞いたことがありますが、導入の効果として文房具の私物化がなくなったことを一番に挙げていました。

たかがボールペン1本でも病院の費用で購入したものに変わりなく、机から何本もボールペンやのり、ホチキスが出てきたと写真付きで紹介されていました。

また、「片付けること」が習慣化され、資料をため込むことがなくなり、仕事の進捗が以前よりよくなったという方もいたようです。

 

仕事の内容は変わらずともコワーキングスペースやフリーアドレスなど、バリエーションの増加は今後も加速していくように思います。

”リアル”と”オンライン”を使い分けることが当たり前になってくることを想像すると、以前企画した『外来再編プログラム オンライン講演会』などの企画もバリエーションを増やしてきたいところです。

受講中のオンライン講座も来月で終わるので、吸収した多くのことを発信していきたいと思います。

 

花井 聖菜