by　遠山 峰輝

先週金曜は私の前職であるマッキンゼー・アンド・カンパニーのパーティーに出席しました。さすが東京支社設立５０周年記念とあり、歴代のオフィス・マネージャー（支社長）も世界から集まり、本当に多くの方が出席（人数は不明・・・・）盛大なものでした。スピーチはOBである茂木自民党幹事長から始まり、大前研一氏（元東京オフィス支社長、現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表）その他と続きました。なんだか、怖い人が一杯入ってきたと思ったら、茂木氏のボディーガードでした（笑）。本当に懐かしいメンバーばかりで久しぶりに外部から大きな力を貰ってきた感じです。

ここで私の仕事人生を振り返ると、大学院を卒業後、マッキンゼーで約８年過ごし、その後１年アルバイトしながらやることを考えて、今のメディカルクリエイトを立ち上げて２０年強、そして新たな成長目指し、DALIと経営統合、（株）Value Next（バリュー・ネクスト）を設立、３年目という感じです。

マッキンゼー時代を、ざっと仕事の中身で分類すると、最初の３年間は金融関連のコンサル主体（銀行、保険など）、その後は米国ワシントンD.C.にあるMGI（Mckinsey Global Institute;マッキンゼーのシンクタンクみたいなところ）で世界６か国のメンバーと労働生産性の研究を行って一年（私は日本担当）、そして韓国ソウルオフィスで韓国企業の製造業のコンサルで一年、その後は日本に戻り、製薬会社などヘルスケア産業で３年という感じです。ま、この間を振り返ると、いろいろ楽しい思い出、グローバルで働く醍醐味など素晴らしいことも一杯あるのですが、やはり最初に思いつくのは「精神的に本当に大変だった！」という感じですね。何が大変？やはり、自分が一日働くことでクライアントに請求している金額と提供できている価値とのギャップを常に意識しながら、世界最高のクオリティーの仕事をしなければというプレッシャーですね。今から考えるとマッキンゼーの価値観に忠実なコンサルタントだったのでしょうね（笑）。

その後、メディカルクリエイトを立ち上げてこれまで、病院経営にほぼ特化してコンサルティングを行ってきました。コンサルティングの質への拘りという点ではそれなりに合格点をあげてもいいのかもしれません。そんな中、今回の５０周年パーティーでマッキンゼーの多くのＯＢに会い、いろいろ考えることができました。ま、一言でいえば、1コンサルタントとしての自分から、本当の意味で経営者にならなければ！という今更ながらの決意なのですがね。まだまだ現役、Next　Value 目指してがんばります！

そうそう、その前に、今日は午後から目黒区の「パーシモンほたる祭り」でギター演奏、その後、自由が丘で打ち上げです。熱い週末、がんばる！

遠山峰輝