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この一年間、医療機関の経営支援に携わるコンサルタントとして仕事をしてきました。
その中で強く実感したのは、「課題の本質を見極めることの難しさ」と「それを乗り越えた先にある成果の価値の大きさ」です。
私は前職で3年間、病院で勤務していました。医療の現場で感じた課題をより根本から解決したいという想いで、1年前にメディカルクリエイトに入職しました。
入職した当初は、「既存のデータを分析し、答えを提示すること」がコンサルタントの役割だと考えていました。
しかし実際に病院経営の現場に関わる中で、病院の課題はデータだけで整理できるほど単純ではなく、人・組織・文化・歴史・地域など多くの要素が複雑に絡み合っているということを痛感しました。これは、病院の一職員の立場では気づくことができなかった視点でした。
現場の声を聞き、院内を歩き、必要な情報をクライアントと共に作りながら、数字の奥にある背景と本質を理解し、解決策をともに形にしていくそのプロセスこそに価値があるのだと、この一年で学びました。
その中で特に難しさを感じ、同時に鍛えられているのが次の3つの力です。
これらを磨くために、日々のミーティングで問われるのは
「イシュー(本質的な問いは何か)?」
「So What(だから何と言えるのか)?」
「ロジカル(論理的思考力か)?」 という視点です。
全く考えてこなかった自分は、まだまだ未熟ですが正しくイシューを立て、構造化し、So What を示せた時、クライアントから「理解できた」「次につながった」「ありがとう」と言っていただけた経験は、仕事の意義と責任を強く実感した瞬間でした。
そしてこの学びは、コンサルタントだけでなく、どんな仕事にも通じる普遍的な力であると感じています。
イシューを考え続けること
So What に答えること
ロジカルに整理すること
それだけで仕事の質は圧倒的に変わると実感しています。すぐに身につくものではありませんが、考え続けることで必ず強みになる。
その確信を得た一年でした。
今後も、現場のリアルに向き合い、本質的な課題解決にこだわるコンサルタントとして成長していきたいと思います。
土屋 喬